フォースレンジャー 第2話 蜘蛛の餌(後編)
「あいつどこに隠れやがった!あと一歩だったのに逃げやがって!!」
少々イライラしながら、廃ビルの中へ潜入する純。
一緒に戦っていた拓海は戦闘中、蜘蛛怪人の毒にやられて動けない状態であった。
そのため単身で乗りこんできた。
「蜘蛛野郎! どこに隠れてるんだよっ! 出てきやがれっ!」
純たちとの戦闘で傷を負った蜘蛛怪人は、急いで廃ビルへと逃げ込んでいた。
この廃ビルは実は蜘蛛怪人のアジトであり、怪しげな鎖、鉄パイプなどが散乱している。
そして蜘蛛怪人は、本来の蜘蛛の姿となり、廃ビルの一室の天井に張り付き様子を伺っている。
ドンっ!!!
純が壊れかかってる部屋のドアを蹴破った。
「隠れてないで出てこいよっ! 卑怯者めっ!」
この部屋からは怪しい雰囲気を感じ取ったが部屋は薄暗く、蜘蛛怪人を視界に捕えることが出来ていなかった。
「(へへへっ! のこのことやってきたな・・・久野純! それにしてもあいつの体は美味そうだな♪ それに顔も俺の好みだ。 今日はあいつを徹底的にいたぶって、その体を堪能するか♪)」
天井に張り付く蜘蛛怪人は、純の体、顔を見て興奮を抑えられずにいた。
そして純めがけて蜘蛛の巣を発射する。
「そこかっ!」純は糸を避けると糸の発射地点から蜘蛛怪人の居場所を割り出し、回し蹴りを食らわせる。
「へんっ、どうだ! こそこそ隠れてんじゃねぇよ!」
純の回し蹴りは蜘蛛怪人にヒットこそするものの、ダメージは与えられていない。
「蜘蛛の巣の発射地点から俺の居場所を推測するなんてなかなかやるな・・・・・顔よし、体よし、頭よし・・・・・ますますお前を俺のものにしたくなったぜ!!」
蜘蛛怪人は天井に張り付きながら移動し、純めがけて大量の蜘蛛の巣を発射していく。
「うわっっ! くっ! おっと!! くそっ・・・・・きりがない!!!」
攻撃を諦めて、蜘蛛の糸を避けることに専念した、しかし数はどんどん増えていき、純の動きに隙が出来始める。
「いつまで避けられるかな?」
蜘蛛怪人は隙ができ始めても容赦なく蜘蛛の巣を発射していく。
だが純だけを狙っているわけではなく、純の動きを予測し、足元にも蜘蛛の巣を発射していく。
足元に伸びていた糸に気づかず着地するタイミングで踏んでしまった。
「なにっ・・・・・ うわぁ!!!」
体勢を大きく崩してしまう。その時純の首に伸びてきた糸が絡みついた。
「チャンスだ!」
蜘蛛怪人は足元の蜘蛛の巣に気を取られた純の首めがけて蜘蛛の糸を巻き付けていく。
蜘蛛怪人の糸は特別な成分でできていて、強度を自由に変えることができる。
足元の蜘蛛の巣は柔らかいものであるが、首に巻き付かせた蜘蛛の糸はワイヤーのように固く、容赦なく純の首を圧迫していく。
「うがっああああ・・・・・・なんだこの糸・・・・・・がぁ・・・・・・首が締まる・・・・・・・・・あぁあああがああああ」
突如首に絡みついた糸を引きちぎろうとするが硬くてどうすることも出来なかった。
その間にもワイヤーの様に硬い糸は首へ食い込んでいく。
純は必死にくい込んだ糸を外そうと両手で抵抗して、もがき苦しむ。
「へへへっ! イケメンが苦しむ姿は最高だ♪ さあ、もっと苦しめ!!」
蜘蛛怪人はさらに蜘蛛の糸を巻き付けると、その両端を左右に思いきり引っ張り、純の首を圧迫していく。
「てめぇ! はなせよ・・・・うぐっ・・・・」
なんとか指を糸と首の間に仕込み息をしていたが、腕を拘束されてしまい容赦なく糸が首にギシギシと音を立てながらくい込んだ。
「あっ・・・・・・・・がぁ・・・・・・・・・・・・・・・・あっ・・・・・・・・・・・・・・・・」
純は舌を突き出して涎を流しながら苦しんでいる。
「ではお望み通り離してやろう・・・・」
蜘蛛怪人は蜘蛛の糸の成分を変え、柔らかくする。
すると、瞬く間に蜘蛛の糸は粘り気を帯び、純は首絞めから解放される。
だが苦しさのあまり、粘度のある蜘蛛の巣が付着している床に仰向けに倒れこんでしまう。
「あぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・苦しかった・・・・・」
仰向けの状態で苦しそうに呼吸を整えている。少しして気づいたが体が粘着性の蜘蛛の巣に張り付けにされていた。
「なっ!なんだよこれ・・・・・・体が動かねぇ!!!」
「無様な格好だな!!」
蜘蛛怪人は天井から降りてくると、床に拘束される純の姿を見て不気味な笑みを浮かべている。
「お前の苦しむ声、姿をもっと見せろよ!」
蜘蛛怪人は仰向けに倒れこむ純の腹を思いきり踏みつける。
「うるせぇよ・・・・うぐっ・・・・うぅ・・・・・てめえ、足どけろっ・・・うっ・・・・・」
腹部を踏まれた痛みを堪えながら抗おうとする純。
しかしその表情が蜘蛛怪人をさらに欲情させてしまう。
「腹筋もよく鍛えられているみたいだな・・・・・ だがいつまでそんな口が利けるのか・・・・・ 見ものだな!!」
蜘蛛怪人は何度も純の腹を踏んでいく。
純も腹筋に力を入れてダメージを抑えてはいるが、蜘蛛怪人も力を抜くタイミングを見計らって足に力を入れていく。
「うぐっ・・・・がはっ・・・・・うぅ・・・・・・・」
腹筋に力を込めて耐えていたが一瞬力を抜いた瞬間、強力な一撃を叩き込まれてしまった。
「うわあああああああああああ!!!!! はぁ・・・はぁ・・・・いってえ・・・・・」
そのまま足をグリグリされてしまい、さらに痛みが純を苦しめた。
「その呻き声、最高だなぁ♪ もっと聴かせろよな!!」
蜘蛛怪人は200kgを超える体重で純の腹を抉っていく。
そしてもがき苦しむ純をさらに追い詰めるように、蜘蛛怪人はジャンプして純の腹へ着地する。
「ぐっ・・・・うがっ・・・・・・・・あっ・・・・・・・・・・・・うぅ・・・・・」
純の顔は苦痛で歪んでいた。
そこへさらなる一撃が腹部へ。
「があっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あまりの衝撃に目を見開き、口からは少量血を吐いていた。
「いい感触だ♪ これで偉そうな口を利けなくなっただろう・・・・」
蜘蛛怪人は着地を終えると、純の腹を踏んだままもがき苦しんでいる姿を眺めている。
「だまれよ・・・・俺の腹の上からどけよ・・・・うぅ・・・・・」
激しい腹部の激痛に耐えながら蜘蛛怪人を睨み付ける。
しかし、抵抗する手段は何もなかった。
「まだ偉そうな口が利けるとはな・・・・・」
蜘蛛怪人は足を離すと、純の首根っこを鷲掴みし部屋の壁に背中から叩きつけていく。
「うぅ・・・・・・くるし・・・・・」
糸から解放されたが先ほどのダメージが大きく、まともに力が入らなかった。
さらに喉元も圧迫されて息苦しかった。
「糸なんか使いやがって卑怯者めっ!」
もう言葉で抗うことしか出来なかった。
「卑怯? それが私の能力だからな・・・・・。 お前だって武器の一つは使ったりするだろう? それにそもそも2対1で戦っていた時点で卑怯だと言われる筋合いは無いがな!!」
蜘蛛怪人は鷲掴みした首に指を食い込ませていく。
さらに先ほどの攻撃で吐血し、口元から滴っている血を厭らしく舐めとるのであった。
「それは・・・・・・・・・・・くあっ!」
言い返せなくて言葉が詰まってしまう。
すると今度は蜘蛛怪人の手で直に純の首を絞めてきた。
そして純の吐血した血を舐めてきた。
「うぐっ・・・・・・ひっ・・・・なっ、なにするんだよ変態!!!」
「俺はお前のような生意気なイケメンが大好物でな・・・・・苦しむ姿、呻き声、体液・・・・・それらを徹底的に味わうのが俺の生き甲斐でもあるのさ!」
蜘蛛怪人は血を舐め終えると、首を掴んだ腕をさらに持ち上げていく。
「うわあああああああああ・・・・・・・・・あっ・・・・・・・・・・・・息が・・・・・・・」
再び純が顔を歪めて苦しみだした。
だが蜘蛛怪人を睨み付ける。
そして隙を見て腹部に膝蹴りを食らわせたが蜘蛛怪人の腹筋は固く逆に自分の膝を痛めてしまった。
「まだまだ元気みたいだな・・・・・ まあその方がいたぶりがいがあって俺としては嬉しいがな!!」
蜘蛛怪人は首を圧迫しながら、がら空きの腹に拳を埋めていく。
「がぁ・・・・・・うえっ・・・・・はぁはぁ・・・・」
一瞬嘔吐しそうになるがなんとか堪える。しかし二発目は耐え切れず、嘔吐してしまった。
「うぅ・・・おええええええ」
吐しゃ物が運悪く怪人の顔面に掛かってしまった。
「ハハハッ! ベロベロベロ・・・・・・」
蜘蛛怪人は不気味な笑みを浮かべながら顔面にかかった純の吐しゃ物を舐めとっていく。
「お前のゲロ、程よい酸味でなかなかうまいではないか♪」
蜘蛛怪人は首への圧迫を少し緩めながら、純の口元に付着する吐しゃ物も舌で厭らしく舐めとっていく。
「おまえ・・・人のゲロ舐めてるなんて・・・・きもちわりい・・・」
そして口の周りの吐しゃ物も舐められる。
「やっ・・・やめろよ・・・・いやだ・・・・・」
顔を振るが簡単に抑え込まれてしまい、じっくりと蜘蛛怪人の舌が純の口元を舐めまわす。
「へへへっ! こうしてみるとホントにお前はイケメンだな♪ お前の体、もっとよく味わうとするか♪」
蜘蛛怪人は首への圧迫をやめると、8本の腕で純に抱き付き、ベアハッグをかけていく。
「うがぁ・・・・・・」
蜘蛛の背中から生えた腕がギシギシと音を立てながら体を締め上げる。
純は体を動かしながら抗うが腕は強力でさらに締め上げられてしまう。
苦しみに耐えながら純が目を開けると蜘蛛怪人の顔が目の前に現れた。
「ひっ・・・・・!!!」
一瞬のけ反ってしまう。しかし体が締まる度に口から息が漏れてしまい、純の吐息でさらに興奮状態になる蜘蛛怪人。
「セクシーな声を出すではないか♪ もっと厭らしい声を聴かせろよな!」
蜘蛛怪人は強烈な締め上げをする。そして蜘蛛怪人の顔には純の耳がある。
その耳にフーッと厭らしく息を吹きかけていく。
「うぐっ・・・・・・・・・・・くそっ・・・・・・はなせっ・・・・・あぁん・・・・・うぅん・・・・」
耳を責められて気が抜けたような声を漏らしてしまう。
「やめろ・・・・・やめてくれっ・・・・・・」恥ずかしさのあまり赤面する。
「わがままな奴だな・・・・・ぶちゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
蜘蛛怪人は抱きしめながら、純にディープキスをする。
「んっんんん!!!!んっんんんんん・・・・・・・・」
顔を背けようとするが手で押さえられてしまい、動かせないでいた。
さらに蜘蛛怪人の舌が侵入してきた。
そして純の歯を一本一本舐めまわすようにじっくりとディープキスを堪能していた。
純は耐えられずに侵入する蜘蛛怪人の舌を勢いよく噛んでしまった。
「うぐああああああああああああ!!!!」
突然舌を噛まれた蜘蛛怪人は、純を乱暴に床に叩きつけ大声で絶叫する。
そしてうつ伏せに倒れこむ純を乱暴に蹴っていく。
「うぐがぁ!!!!!げほっ!!!やめ・・・・・・・・・っ!がぁ!!!!」
何度も身体を蹴られる純。まさに蜘蛛怪人の怒りを買ってしまった。
抵抗する力も無く、ただ身体を蹴られ続ける。
「お前には身体的にも精神的にも死よりも恐ろしい目に逢わせてやる・・・・」
蜘蛛怪人は天井に強度がある蜘蛛の糸を付着させると、それを純の首にも巻きつけていく。
さらにその蜘蛛の糸を滑車の要領で上下に動かし、首吊り状態にしていく。
「うっ・・・・・・・・・・・がぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ・・・・・・・・・・・」
ボロボロの純は首に絡みつく糸を両手で掴みこれ以上首が締まらないように抗うがその腕にはあまり力が入っていなかった。
「うぅ・・・・・・・・・・ぐる・・・・・・・じい・・・・・・・・・・・・・」
涎が垂れて、目からは自然と涙が流れた。
蜘蛛怪人は純が首を吊られて苦しむ姿を見ながら不気味そうに笑っていた。
「へへへっ! 苦しいか・・・・ だがこの俺に勝負を仕掛けてきたんだ・・・・ ただでは済まないということを身をもって知るんだな!!」
蜘蛛怪人は意識が飛ばない程度の圧迫加減のところで蜘蛛の糸の端を壁にくくりつけると、腕に力を入れるのを妨害するために、汗染みが浮かぶ腋を厭らしく弄っていく。
「あぁうううう・・・・・・あがっ!!!!」
腋を刺激されたため、腕の力が抜けて一気に首に糸がくい込んだ。
純は犬の様に舌を突き出して苦しそうにしている。徐々に意識が遠のきそうになるが必死に意識を保とうとしていた。
「どうだ・・・・・苦しいだろう? でもこのくらいでは終わらぬぞ!!」
蜘蛛怪人は純の体を厭らしく弄りながら、純の鼻の穴をレロレロと舐めまわしていく。
蜘蛛怪人の汚くて臭い唾液が容赦なく純の鼻の穴の中に侵入していく。
「げほげほっ・・・・くさいっ・・・・・なんだこのニオイ・・・・・・」
鼻の穴に流れ込んできた唾液が放つ異臭が純の嗅覚を襲う。
そして暴れれば暴れるほど首に糸がくい込んだ。
臭い唾液は鼻の奥から口内へ流れる。少量の唾液は流れず鼻の中に残っていたため、純が異臭から解放されることはなかった。
「俺の唾液は素晴らしいニオイがするだろう? もっと俺のニオイを堪能しろよ!」
蜘蛛怪人は自身の腋を純の端正な顔に押し当てていく。
「どこがだ・・・・くせえよ! うわっ・・・やめろっ・・・・うぅ・・・・くさい・・・・・息ができねえ・・・・・」
腋を顔に擦りつけられて、先ほどとは違う刺激臭が襲ってきた。
息をしないように呼吸を止めるが、耐え切れずに吸い込んでしまう。
「げほげほっ・・・・・やめろ・・・・・・くるしい・・・・・・・死ぬ・・・・・・」
「失礼な奴だな・・・・ 俺の腋のニオイを嗅いで死ぬわけはないだろう・・・・ でもその嫌がる顔もかわいいなあ♪」
蜘蛛怪人は純の端正な顔をレロレロと舐めまわしていく。
純の顔は蜘蛛怪人の唾液まみれになってしまう。
「うっ・・・うわあ・・・・・・・やめろ・・・・やめて・・・・・・・ぁ・・・・・・・・くさい・・・・」
あまりの臭さに失神しそうであった。
「そうだな・・・・・ 今度はお前のニオイを堪能させてもらうぞ!!」
蜘蛛怪人は汗染みができている純の腋に顔を埋め、深呼吸を始める。
蜘蛛怪人の吐息が純の腋に当たっていく。
「うぅ・・・・・なんでこんなっ・・・・うぅ・・・・・・」
嗅覚を襲われた次は激しい不快感を体が襲った。
「俺のニオイを嗅ぐなっ・・・・・変態っ!!」
「何を言っているんだ。 ピッチリスーツに厭らしくシミを作っていたらそれのニオイを嗅ぐのは当然のことだろう?それに心配するな・・・・ 俺の大好きなニオイだったからな・・・・・安心するがよい!」
蜘蛛怪人はニオイを堪能した後は、その汗染みに厭らしく舌を這わせていく。
意識が朦朧としていた純。さらに体を弄ばれて体はボロボロであった。
「あっん・・・・・・だめ・・・・・・・・だ・・・・・・・・意識が・・・・・・・・うぅ・・・・・・・」
興奮のあまり蜘蛛怪人に体を引っ張れてしまう、気づかぬうちに首への圧迫が強まっていた。
蜘蛛怪人が気付いた時には純は気絶していた。
「ちっ! 気絶したか・・・・ だがこれで苦しみから解放されたと思うなよ!!!」
蜘蛛怪人は蜘蛛の糸から解放すると、仰向けに大の字に寝かせ両手両足を蜘蛛の巣で拘束する。
「起きろ。」
蜘蛛怪人は非情にも純の股間を思いきり殴りつける。
「うぅ・・・・頭がいたい・・・・ここは・・・・・俺はなんで・・・・」
まだ酸欠状態が長かったため意識がはっきりしていない様子であったが、次の瞬間純の股間を激しい激痛が襲った。
「うがああああああああああああ!!!!!はぁはぁ・・・・・・いだいっ・・・・・・」
あまりの激痛に朦朧としていた意識もはっきりした。
そして自分が糸で手足を拘束されていることにも気づいた。
「なんだこれ・・・・なにするんだ・・・・・もうやめてくれ・・・・」
「何を言っているんだ・・・・。お前には死よりも恐ろしい目に逢ってもらうと言っただろう?」
蜘蛛怪人は純の体の上に跨ると、純の乳首をつねりながら首筋を舐めあげていく。
「お、恐ろしい目に・・・・何する気だ・・・・っ! うっあぁん!!!」
乳首を刺激されながら首筋を舐められて感じてしまう純。
「(どうしてこんな変態に弄られて感じなきゃいけないんだっ・・・だめだ・・・勃つ・・・・)」
少しスーツ越しであるが股間が膨張し出す。
「どうした? もしかしてお前・・・・感じているのか?」
蜘蛛怪人はつねった乳首をこねくり回しながら首筋を舐めていく。
そして首筋を這わせていた舌を、肩から腋、そして二の腕へと移動させていく。
「うぅ・・・・やめろっ・・・・あぁ・・・ん・・・・うぅ・・・・・・」
目を瞑りながら、何としても勃起しないように堪えているが体は正直で的確に体を刺激されたら本人の意思とは関係なく勃起してしまった。
「いやだ・・・・俺は・・・・・こんなっ・・・・・」
恥ずかしそう表情で、目に涙を浮かべている。
「正直になったほうが楽だぞ・・・・。でももう少しだけお前の苦しむ姿が見たいなあ♪」
蜘蛛怪人は部屋の隅に置いてあった鉄パイプを蜘蛛の糸で手繰り寄せると、その鉄パイプを純に押し当てて首を圧迫していく。
「やめろっ・・・・苦しいっ・・・・・あがっ・・・」
首を絞められた影響でさらに股間が膨張した。
「うぅ・・・・・ん・・・・・・なんで・・・・・・・喉が・・・・・潰される・・・・・・・がぁあああ・・・・・・」
強く絞められれば絞められ程、純のペニスは反応した。
「おや? なぜ苦しんでいるのに股間を膨らましてるんだ? 本当はもっと苦しめてほしいんだろう!!!」
蜘蛛怪人は鉄パイプを首に押し当てながら純の腹を厭らしい手つきでくすぐっていく。
「あぁん・・・・俺は・・・お前なんかにイカされてたまるかっ!!!」
喉を圧迫されながら必死に声を出す。
「絶対に耐えてやる・・・・いくら苦しめたって気持ちいいわけがあるかっ!!!」
まるで自分を言い聞かせるかのように蜘蛛怪人に訴えた。
「へぇ・・・・あくまで最後までヒーローを貫くってか・・・・・ いいだろう! そのほうがいたぶりがいがあるなあ♪」
蜘蛛怪人は腹をくすぐりながらその指を股間に近づけていく。
だがあえて股間には触れず、ギリギリの内股を厭らしい手つきでくすぐっていく。
「うっ・・・・・・・・あっ・・・・・・・・・・・・・(耐えてやる、絶対に!!!)」
純は唇を噛み締めて、休む間もなく攻めてくる怪人の快楽責めに耐えていた。
「本当に耐えられるのかな?」
蜘蛛怪人は内股を刺激した後、純の足に手をかける。
ニオイがこもったブーツを脱がすと、足の裏を何度もくすぐっていく。
時間が経ち、ペニスの膨張は落ち着きを取り戻していたが、ブーツを脱がされて足をくすぐられて、少しずつ反応を示す。
「うぐっ・・・・・」
「へぇ・・・・なかなかやるな・・・・・ではこれはどうかな?」
蜘蛛怪人は脱がせたブーツを手に取ると、それを手に取り純の顔に押し当てていく。
顔を背ける。しかし無理やり顔に押し当てられる。
「んぐっ・・・・」
怪人からすれば良い香りだが正直純にはどこが良い香りなのだか全く理解できなかった。
「そろそろおまえのエナジーを吸いたくなってきたな!」
蜘蛛怪人は純のペニスを乱暴に扱き始める。
先ほどまで体を刺激していたのに急にペニスをシゴかれたせいで、一気にフル勃起状態になってしまった。
「うっ・・・・・あぁん・・・・」
大分体は火照ってきていて息も荒くなっていた。
やはりヒーローもここは弱いみたいだな!」
蜘蛛怪人は純の亀頭をスーツ越しにくっきりと浮かばせると、そこに指を押し当てて刺激していく。
「さあ、もっと喘げ!!!」
亀頭を刺激された瞬間、目を見開いて顔を赤くしている。そして股間に込み上げるものを感じて何とか押えようとするがじわじわと亀頭を刺激されて喘いでしまう。
「あぁん・・・んっ・・・・・うぐ・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・」
怪人が手を止めると口を開き、はぁはぁ言いながら呼吸も荒くなっている。
「そろそろ限界か!!!」
蜘蛛怪人は亀頭に指を押し当てながら激しく扱いていく。
純のスーツの股間部分からは先走りが染み出していく。
「あぁ・・・・ぁ・・・・・・あぁん・・・・・・うぅ・・・・・・・いぐっ・・・・・・はぁ・・・・・・あぁん」
スーツに染みができるとペニスに込み上げてくるもの押えきれなくなる。
「いや・・・・・・だ・・・・・・・・・・・や・・・・め・・・・・・・・・・・で・・・・・・・・・ちゃう・・・・・・・・・・・・・・」
もう耐えるのは不可能な状態まで来ていた。
怪人の快楽攻めに落ちてしまう純。
「うわあああ・・・・・・・・!!!!」
ドピュっ・・・・ドピュウウウウウ
と音を立てながらスーツから精液を流れ出る。
「おおおおお!!! ついに出しちゃったな♪ さすがヒーロー、量も濃さも他の奴等とは全然違うな♪ では、いただきまーす♡」
蜘蛛怪人はスーツからあふれ出る精液をレロレロと舐めとっていく。
そして純のペニスもスーツ越しに口に咥え、精液をジュルジュルと吸い取っていく。
「あぁ・・・・はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・なにを・・・・・・・・・」
突如ペニスをしゃぶられて、抵抗したが身動きが取れず悔しさで涙を流していた。
スーツ越しからでもペニスをしゃぶられた不快感は伝わってきた。搾り取るように精液が吸われていく。
「お前の精液は今までの中でも最高級の味だな! なんだか力がみなぎってくるぜ♪」
蜘蛛怪人は純の精液をこれでもかと吸い尽くしていく。
「あうっ! くあっ! あぁっ・・・・・・」
純は精液を吸われるたびに喘ぎ声を漏らしてしまう。
「それにしてもお前のケツはプリップリしていてうまそうだな♪」
蜘蛛怪人は純の背後に回ると、純をうつ伏せに寝かせ首に腕を首に回しながらケツを厭らしく触っていく。
「うがっ! あうっ! がっ! さ、さわ・・・・るな・・・・・・」
純は必死に声を絞り出していく。
「想像以上のプリッケツだな! それに汗も染み込んで素晴らしいニオイだな♪」
蜘蛛怪人は純のケツに顔を埋めると深呼吸をする。その間にも首に回した腕が圧迫していく。
「くぅっ・・・がっ! あふっ・・・・・」
呻き声と喘ぎ声を交互に漏らす純。こんな状況なので蜘蛛怪人も純がもう抵抗してくることはないと踏んでいた。
だが純は諦めていなかった。
度重なる責めにおかしくなりそうであったが、必死にブレスレッドのスイッチに手を伸ばしていた。
ブレスレッドのスイッチを押すと、蜘蛛怪人めがけて小型の針が発射され命中した。
「くっ! な、なんだ・・・・・」
蜘蛛怪人の体に異変が襲い掛かり、思わず純への責めをやめてしまう。
「はあ・・・はあ・・・・はあ・・・・・こ、これは・・・・即効性のある・・・・強力な・・・・・痺れ薬だ・・・・・・
一発しか・・・・打てないがな・・・・・」
純は何とか立ち上がった。そして再びブレスレッドのスイッチを押すとサーベルが現れた。
「こ、これで終わりだーーーーーーーーーーーーーーー!!」
純は最後の力を振り絞ると大きくジャンプし、蜘蛛怪人の脳天めがけてサーベルを突き刺す。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
蜘蛛怪人の脳天に見事なまでにサーベルが突き刺さり、蜘蛛怪人は絶命した。
「はあ・・・・はあ・・・はあ・・・・」
純はよろけながらも蜘蛛怪人の懐から毒消しの小瓶を見つけた。
「は、早く・・・・・拓海の・・・・ところへ・・・・」
純はふらつきながらも必死になり拓海のいる部室へ向かった。
数十分後部室へ到着した。
拓海をはじめ仲間のサッカー部員数人が気を失い倒れこんでいた。
とく拓海の顔は血の気がなく青ざめていた。
「た、拓海・・・・今助けるからな・・・・・」
純は急いで拓海に毒消しを飲ませた。
数分後には見る見るうちに血の気が戻り、意識を回復した。
「た、拓海・・・・・大丈夫か?」
純は心配そうな表情で拓海に問いかける。
「うぅ・・・・・じゅ、純?」
長い間気を失っていた拓海はまだ頭がぼーっとしている。だが純の顔を見ると少し安心した表情になっていった。
「純・・・・・僕のことを・・たすけてくれて・・・ありがとう・・・・今度は・・・迷惑・・・かけないように・・・・
もっと・・・もっと強くなるね・・・・」
「俺こそ・・・遅くなっちまってごめんな・・・・俺が・・・・もっと強ければ・・・・」
「何で純が謝るの? だって・・・・純は僕のことを助けてくれたんだよ!」
「うん・・・・・・」
純は拓海を危険な目に逢わせてしまったことに責任感を感じていた。
「もう済んだことは仕方ないよ・・・・・さあ、はやくみんなを病院に運ばないと・・・・」
純と拓海は病院に連絡し、部員たちを病院まで搬送した。
「僕たちも今日はゆっくり休まないと・・・・そして明日からはフォースレンジャーとしてもっと修行しないとね!」
「ああ! 俺たちがフォースレンジャーとしてこの地球、いや宇宙全体を守らないとな!」
純と拓海はフォースレンジャーとしての使命・責任感をさらに自覚したのであった。