イケメンヒーローのピンチ③-1 「バスターグリーン:久野 純」
バスターグリーンとして戦う1人の戦士がいた。 その名は久野 純(くの じゅん)である。普段は都内の高校に通う高校生である。容姿端麗で、スポーツをやらせても、なんでもソツなくこなしてしまう。
サッカー部に所属していて、細身ながらもよく鍛え上げられた肉体を持つ。どんな人にも優しく接し、非の打ち所のない完璧人間である。そんな彼に恋をする女子も多い。純に密かに恋を抱く男子もいるとか・・・・。
純は部活動の練習終了後も1人で自主練習をしていた。グラウンドには1人しかいないので、緑色のハーパンに黒のアンダーアーマーを着ながら練習をしている。純の鍛え上げられた上半身、プリッとしたお尻、立派な股間が強調されている。気づいたら完全に日は暮れていて、運動場にはライトが照らされていた。
「はあ、はあ・・・・・だいぶ練習したしそろそろ終わりにするか・・・。」
純は練習を終え、急いで帰るために着替えもせずに学校を出ようとすると、
「キキーッ! お前がバスターグリーンの久野純だな! 今日こそお前を始末してやるぞ!!」
突然、怪人バドーの手下の戦闘員が現れたのだ。怪人バドーは各地で人間を襲い、負のエネルギーを集めている。バドーたちにとって、バスターグリーンは邪魔な存在で、今日のために念入りな調査をしていた。
「何でお前らが俺のことを知っている!」純は自分の状態が知られていることに驚くも、ヒーローらしく強気な態度でいる。「そんなことはどうでもいいだろう。どうせ今日でお前は死ぬのだから・・・」
バドーは冷静に純の問いかけに答える。
「ちっ、こんな時に限って数が多いな・・・・」純は練習後もあって体力が十分ではない。
「さっさと倒すしかねえな!」純は変身せずに戦闘員たちをなぎ倒していく。ただ、いくら倒しても何度も何度も湧き出てくる戦闘員。しまいには純の動きにも隙が出てくる。
「キキ―ッ! 動きが鈍くなってきたぞ!」1人の戦闘員が隙だらけの純の背後に忍び寄り、腕を純の首に回す。「うわあっ! ぐっ・・・・・・・く、くそ・・・・・・」首を絞められていて無防備な純に、戦闘員が近づき、殴りつける。「がはっ! うおっ! ごほっ! があっ!」純は戦闘員にやりたいようにやられている。「く、くそ・・・・・いけ、バスターチェンジ!」純は必死にハーパンに手をかざすと、純の全身が眩しく光ると、一瞬にして全身が緑のピチピチとしたコスチュームに包まれる。純の鍛え上げられた体、膨らみをもつ股間、プリッとしたお尻が強調される。
「変身さえすればこっちのもんだぜ!」純は変身すると、次々と戦闘員をなぎ倒していく。
「ははっ!さすがに変身されると戦闘員じゃかなわないか・・・・ならば久しぶりにこの私が闘うとするか。」
「ついに親玉の登場ってか。今日こそお前をぶっ倒してやる!」純はバドーに渾身の攻撃をかます。
「お前の攻撃はこんなものか・・・・。」バドーは純の攻撃を避けることなく。片手で抑え込んだ。
「なにっ・・・・・俺の渾身の一発が・・・・。」純は攻撃の手ごたえがあったため、相手が無傷であることに驚きを隠せなかった。「なら次は私が行くぞ。」バドーは一瞬で純の懐に入ると、純の両肩をつかみ、鳩尾に膝を打ち付ける。
「がはっ!!」純はバドーの動きを見切ることができず、おもいきり呻いてしまう。バドーはさらに打ち付けた膝を純の鳩尾に押し付ける。
「があああああああ!!!」さらなる腹責めに叫ぶように呻いてしまう純。
呻く純を気にすることなく、バドーは殴る蹴るの暴行を加える。
「があっ! うおっ! がはっ! ぐほっ! ごほっ!」
純はなすすべもなくただやられるだけであった。そして仰向けに倒れてしまった。
「はあ・・・・はあ・・・・はあ・・・・・く、くそ・・・・・・・・」
純は肩で息をする。そんな純の腹をバドーはおもいきり踏みつける。
「がはっ! ぐおっ! ぐうぅ・・・・」純はバドーに踏みつけられ呻くことしかできない。
「いい声で呻くな。もっと私に聞かせろ!」バドーは踏みつけた足に体重をかける。
「う、うわああああ!! あっ・・・・・がっ・・・・・ぐあっ・・・・・・・」
連続して腹を責められ、スーツにダメージが蓄積されていく。そして、全身がまぶしい光に包まれると、純の変身は解除され、緑のハーパンに黒のアンダーアーマーの姿に戻ってしまった。バドーは純を無理やり立たせ羽交い絞めにすると、「戦闘員よ。俺がこいつを拘束してやるから日頃の恨みを晴らすのだ!」
すると、戦闘員は羽交い絞めにされ無防備の純を何度も殴る。
「くそ・・・・ぐはっ! がはっ! ごほっ! ぐあっ! がっ! うっ!」
なすすべなくボコボコにされる純。顔や腹を殴られ、口元からは血が滴る。
「口元が汚れてしまったな・・・・きれいにしてやろう。」バドーは純の口元の血を拭きとるように舐めあげた。「うっ・・・気安く触れるな!」純はバドーの舌の感触に身震いし、必死に抵抗する。
「さすがイケメンヒーローの血はうまいな!力がみなぎってくるぞ。され、これからお前をどのようにして虐めてやろうかな・・・」バドーは不気味な笑みを浮かべながら純に問いかける。
「俺はヒーローだ!痛めつけられるのには慣れてるぜ!」純も肉体的な攻撃なら耐えられる自信があった。
「ならお前のお望み通り、痛めつけてやろう。」バドーは腕を純の腹に巻き付けるとおもいきり締め上げた。
「ぐ、ぐあああああああああああああああああああ!!!」純は締め付け攻撃に叫ぶように呻いてしまう。
「はははっいい声だ!だが、いきなりこんな大声をあげていてはもたないぞ。」バドーはさらに締め付ける。
「がああああああああああああああああああああああああ!!!」純は無防備のまま締め付けられ、もはや叫ぶことしかできない。バドーは締め付けを解放すると、純は膝をついて倒れてしまう。
「はあ、はあ、はあ・・・・・・く、くそ・・・・・・」バドーは肩で息をする純に近づくと、再び羽交い絞めにする。そして片腕を首に回し、首を締め上げる。
「あっ・・・・がっ・・・・・・・うっ・・・・・・・・く、くそ・・・・・・・・・・・」
バドーは空いているもう片方の腕で純の鳩尾を叩き付ける。
「ぐあっ! がはっ! ぐはっ! げほっ! ぐほっ! ごほっ!」なすすべなくただ呻く純。
「ここまでやられて気を失わないだけでもすごいことだぞ! だがこの攻撃には耐えられまい。」
するとバドーは、突然純の股間を握り始める。
「ぐああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! があああああああああああ!!!!」突然の急所攻撃に叫ぶことしかできず、血をふくむ泡を吹いて気を失ってしまう。
バドーは気を失った純を担ぎ、アジトへと連れ去った。 [続く]