イケメンジャー 第4話 「変身ができない!」

イケメンジャー 第4話 変身ができない!

 

変態ブラザーズが現れてから1か月が過ぎた5月上旬、イケメンジャーの5人は都心から車で1時間ほどのとある遊園地へ来ていた。

別に遊びに来たわけではない。最近この遊園地に遊びに来ていた若い男性が相次いで行方不明になっているという情報が入ってきたため、調査しに来たのだ。

調査しながらも怪しまれないようにジェットコースターなどの乗り物に乗ったりして遊園地を満喫している。ジェットコースターから降り進んでいると、

「キャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

突然背後から若い女性の悲鳴が聞こえた。

5人は急いて悲鳴が聞こえた場所へ駆けつけると、得体のしれない腹に奇妙な模様がついている怪人が若い男性を拉致しようとしていた。

人々は叫びながら逃げまどい、修羅場と化している。

「おいっ貴様! その人を解放するんだ!」

桃李が怪しい怪人に言い放つ。

「げっ! お前らは何者だ! 俺の邪魔をしてただで済むと思うなよ!」
怪人はノタノタと力なく5人に突進していく。怪人の動きはとても遅かったので、5人は変身することなく迎え撃つ。

5人は軽やかに怪人の攻撃を避けると、華麗に怪人を蹴り上げていく。

「ぎょえぇえっ!」

怪人は不気味な呻き声を出すと、変身前の5人の攻撃になすすべなくやられてしまう。

「大したことないな!」

篤斗が自信満々に言うと、

「なんだよこいつ! 口ほどにもないな!」

涼も怪人を挑発する。

「こんな奴に変身するまでもないな。」

竜星はクールに言い放ち、

「早くこんな奴倒して早く遊ぼうぜ!」

颯太も怪人をバカにしていく。

「く、くそーーーーーー!! どいつもこいつも俺のことをバカにしやがってーーーーーー!!」

怪人は大声で叫ぶと、なんと5人と怪人の周りに透明な壁ができ、その場から閉じ込めてしまう。

さらに怪人は4本の手の平をくるくる回転させると、なんとイケメンジャー一人一人を透明な壁で囲まれた空間に閉じ込めてしまう。だが怪人の腕は4本、4人しか閉じ込めることができず、なんとか涼だけは閉じ込められずに済んだ。

「ちっ、一人だけ閉じ込められなかったか・・・・・まあいい・・・このゲロンド様をバカにしたことを後悔させてやる。」

怪人ゲロンドは一人だけになった涼にまっすぐ突っ込んでいく。

「へっ! いくら一人になったとしてもお前なんかこの俺がすぐに倒してやるぜ!」

涼は身軽な動きでゲロンドの攻撃を避ける。さらに避け際にゲロンドのどてっぱらに一発キックをかます。

「ぐえぇえっ!」

涼のキックは見事にゲロンドに決まる。だがゲロンドのぶ厚い脂肪がクッションとなりダメージは与えられていなかった。

「ちっ、あの贅肉が厄介だな! しょうがねぇ、変身してさっさとやっつけますか!」

涼は変身をしようとするが・・・・

「このときを待ってたぜ!」

ゲロンドは腹の模様に手をかざすと、怪しい波動が涼めがけて発射される。

涼の身体が鮮やかな黄色のスーツに包まれているとき、その波動が涼の体に衝突する。

とくに痛み等は感じられなかったが、ちょうど顔を残して変身を終えてしまった。

「ほぉー! 最初からマスクオフ状態だなあ~♪ せっかくの変身妨害電波が中途半端に終わってしまったが、むしろピチピチの厭らしいスーツに包まれるイケメンをいたぶる方が俺にとっては好都合だぜ!」

「くっ、何言ってやがる。 だがこのスーツに包まれていればお前なんかすぐに倒してやるぜ!」

涼はマスクオフ状態であることを気にせず、ゲロンドに攻撃を加えていく。

閉じ込められた4人は変身をして壁を破壊しようとするが、閉じ込められた空間内では変身はできず、しかもパワーを吸い取られるということで、ただ涼を見守ることしかできない。

涼は確実にゲロンドに攻撃を与えていくが、ダメージを食らっている様子は見られない。

むしろ涼のほうが少しずつではあるが疲れが見え始めている。だがそれにしてもおかしい。

確かに涼の攻撃はまともにダメージを与えられてはいないが、それ以上に涼の疲労感は大きい。

そして涼の攻撃の強さも少しずつ弱くなっている。

「ほらどうした? もう息が上がっているではないか・・・・・こんなんではこの俺は倒せないぞ!」

ゲロンドはとくに攻撃してくるわけでもなくただひたすらに涼の攻撃に耐えている。そしてゲロンドは不気味な笑みを浮かべている。

「(な、なんだか変だぞ・・・・やけにパワーが・・・・)へっ、お前だって攻撃してこなかったらこの俺は倒せないぞ! その図体のでかさは見かけだけか?」

涼は焦りながらも強気になってゲロンドを挑発していく。

「生意気なイケメンもかわいいぜ♪」

ゲロンドは突然姿を消すとなんと涼の背後に現れ抱き付いた!

「があっ! ああ・・・・・やめろ・・・・気色悪い!」

涼は突然ゲロンドに抱き付かれ、それを解こうと体を捩じらせる。だがどうも様子がおかしい。

体に力が入らずゲロンドの抱きしめから逃れることができない。

「な、なんで・・・・・ち、力が・・・・・」

涼は抱きしめられると猛烈な脱力感に襲われる。

「大したことないな、イケメンジャーは・・・・やっと気が付いたみたいだな・・・・・俺の体に直接触れるとパワーが吸い取られ猛烈な脱力感に襲われるわけだ。だからどう足掻いてもこの俺を倒すことはできないってわけさ! はははははっ!」

ゲロンドは高笑いをすると、涼の体をペタペタと弄っていく。

「ああっ! やめろ・・・・・俺に・・・・触れるな・・・・」

涼はゲロンドの4本の腕の不気味な感触に身震いするとともに、さらに脱力感に襲われる。スーツこそ解けないものの、スーツの防御性能は低下していて、ゲロンドの興奮剤としての役割しか持っていない。

「厭らしいなこのスーツは・・・・お前の美味そうな体のラインがくっきりと浮かんでいるな・・・・。あとはやっぱり苦痛に歪む顔を拝みたいなあ♪」

ゲロンドは力が抜けた涼の首を鷲掴みする。

「ぐあっ! あぁ・・・・・・  がぁっ・・・・・・」

涼はゲロンドにパワーを吸い取られているため、ゲロンドの攻撃になすすべなく首を掴まれてしまう。

「イケメンが苦痛に表情を歪めている姿、苦悶の声・・・・たまらないな♪」

ゲロンドは涼の首に触れているため、さらにパワーを吸い込んでいく。さらに指を涼の首に食い込ませ追い打ちをかけていく。

「があぁあぁあぁあぁあぁあぁああ!!!」

ゲロンドの指が涼の首に食い込んでいき、叫ぶように苦しむ。

「涼!」

桃李たちは涼の名前を叫び、壁を壊そうと叩きつけるが壁を壊すことができない。

ゲロンドは涼の苦しむ顔を見て、不気味な笑みを浮かべながら腕を上げ、さらに圧迫していく。

「があぁ・・・・・ああ・・・・・・・・」

気道が塞がれ酸欠状態になる涼。

「このまま楽になれるとは思うなよ!」

ゲロンドは腕を振り下ろし、涼を地面に叩きつける。

「ぐはぁっ! はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

地面に叩きつけられた涼は、必死に酸素を取り入れようと大きく呼吸を繰り返す。

「やっぱりイケメンが苦痛に顔を歪める姿は最高だな♪」

ゲロンドは涼の腹を踏みつける。

「ぐあぁっ! があっ・・・・・あぁ・・・・・・・」

涼は腹を思いきり踏まれ、うまく呼吸することができず呻いてしまう。

「やっぱりイケメンの呻き声は何度聴いても飽きないなぁ♪ もっと苦しい声で鳴いてくれよな!!」

ゲロンドは踏みつけたまま、踵で涼の腹をこねくり回していく。

「があっ! ああっ! うぅっ・・・・・・」

度重なる腹への攻撃に口元から血を滴らせている涼。

その姿を近くにいながらもただ見ることしかできない4人。

「く、くそーーーーーー!!!」

桃李たちは壁を何度も叩きつけ壊そうとするが、壊れるどころかどんどん力を吸い取られていく。

やがて壁を叩く気力すら出なくなり、強烈な脱力感に襲われてしまう。その間にも涼はいたぶられていく。

「イケメンの苦痛に顔を歪める姿、呻き声はたまらねえな♪ でもそろそろ別の声も聴きたいなあ♪」

ゲロンドは仰向けになっている涼の体の上に跨ると、戦闘によって汗をかいた髪に顔を寄せて汗のニオイを嗅いでいく。

「くっ・・・・・な、何を・・・・・・」

涼は突然髪にまとわりつく汗のニオイをくんくんと嗅がれ、困惑している。

「お前の汗のニオイ、爽やかでいいニオイだぜ♪」

ゲロンドは涼の顔に頬擦りをしながら汗のニオイを嗅ぎ、そしてその汗を舐めとっていく。

「うぅっ・・・・ あああっ! や、やめろ・・・・・・舐めるな・・・・」

涼はゲロンドの体臭に思わず息を止めてしまうが、舌の感触に身震いしてしまう。

「そして汗の味も実に爽やかだ♪ こんなイケメンヒーローの体を俺一人で好きにできるなんて・・・・なんて幸せなんだ♪」

するとゲロンドはさっきよりも激しく頬擦りをして、まるでネコのように涼にマーキングしていく。

「うげぇえぇえぇぇ・・・・・ や、やめ・・・ろ・・・・・ き、気色悪い・・・・」

涼はゲロンドに激しく頬擦りをされ、ゲロンドの体臭が涼の体にこびりつき、鼻を刺激する。

「気持ち悪いんだったら俺から離れればいいじゃないか!」

ゲロンドはパワー切れで涼が逃げ出せないことをいいことに好き勝手いろいろとやっていく。

頬擦りを終えると、涼のふっくらとした唇めがけてキスをする。

「ぶちゅっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

厭らしく汚い音が辺りに響き渡る。

「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!」

涼は顔を振り、全身を動かしてゲロンドのキスから逃れようとするが、パワーが切れていてゲロンドにもなたがられているため逃れることができない。

「涼! やめろーーーー!!!」

桃李たちは壁の中から大声で叫ぶが敵の耳には届いでおらず、何もすることができない。

数分間のキスを終えやっと唇を離すゲロンド。

「ぶはーっ! お前の唇、プリップリで柔らかくてうまいなあ♪ もっとお前の体を味わっていくとするか!」

ゲロンドは涼の腕を抑え込むと、涼の顔面をレロレロと舐めまわしていく。

「あああっ! やめろーーーーー!!! うわああああああああ!!!!」

涼の端正な顔をゲロンドのブツブツとした舌が這っていく。そしてゲロンドの汚い唾液も顔面にまとわりついていく。

「うげえぇえぇえぇえぇぇえぇえぇぇえぇえええ!!!」

ゲロンドの唾液の異臭が容赦なく涼の鼻を襲う。

「きれいな肌視してんなぁ!! 顔にまとわりついていた汗もいい味出してんなあ♪」

ゲロンドは顔面を一通り舐め終えると、涼の耳たぶにしゃぶりつき、そして耳の穴に舌を侵入させていく。

「あふっ! うあっ! あんっ! やめろ・・・・・ あああぁあぁああぁあぁぁああ!!!!」

耳たぶを甘噛みされ感じてしまう涼。そして耳の穴に容赦なく侵入するゲロンドの舌。

涼の耳の中をゲロンドの舌が陵辱していく。

「耳たぶもふっくらしていてしゃぶりがいがあるな! おや? これはなんだ?」

ゲロンドは涼の耳の奥にこびりついている耳垢を舐めとっていく。

「あうっ! あんっ!」

涼の耳の中で蠢くゲロンドの舌。容赦なく涼の耳を陵辱し涼を感じさせる。

「イケメンは耳の垢ですらこんなにも美味いんだな!」

ゲロンドは耳を陵辱し終えると、再び涼の顔面を舐めまわしていく。そして涼の鼻先をしゃぶり終えると、涼の鼻の穴の中に舌を侵入させていく。

「うげえっ! ぐえっ・・・・・・」

涼の鼻の穴の中に侵入していくゲロンドの舌。下の先端からはゲロンドの唾液が流れ込んでいき、その強烈なニオイが直に鼻を刺激していく。

「俺様の唾液の味はどうかな? たっぷりと味わえただろ?」

ゲロンドは鼻を陵辱し終えると、不気味な笑みを浮かべながら涼を見つめている。

「ぐっ・・・・てめえの・・・唾液なんかクソまずいに決まってるだろっ!!」

涼はゲロンドを睨みつけながら強い口調で言い放つ。

「そうか・・・・俺様の唾液の味は気に入らないか・・・・ではこうしてやろう!!」

ゲロンドは涼の両腕を開き、腋の部分が丸見えの状態にすると、涼の腋に顔を埋め深呼吸していく。

ゲロンドの吐息が涼の腋に当たる。

「うあぁあぁああ!! やめろーーーー!!」

腋のニオイをくんくんと嗅がれる涼。鼻先と吐息が涼の腋に当たり、涼の腋を刺激していく。

「イケメンヒーローは腋のニオイも厭らしいんだなあ♪」

ゲロンドはますます興奮し、うっすらと浮かぶ腋汗のシミをレロレロと舐めまわしていく。

「あうっ! ああっ! 気色・・・・悪い・・・・・あんっ!」

涼の腋に伝わるゲロンドの舌のザラザラした感触。その気持ち悪い感触に身震いする涼。

「美味いなあ♪ 美味いなあ! 美味いなあ!!!!」

ゲロンドはますます興奮し、涼の腋を激しく舐めまわしていく。

「ああっ! あんっ! くああっ! うぅ・・・・・やめろ・・・・・・・・」

涼は体をバタバタと動かし抵抗するものの無意味であった。そして涼の目にはうっすらと涙が浮かんでいる。

「目に涙なんか浮かべちゃって・・・・本当にお前はかわいいなあ♪」

ゲロンドは涼の涙を舐めとっていく。

「あぁ・・・・・ あうっ・・・・・・・」

涼は屈辱に耐え抜くことしかできない。

「そういえばお前の乳首、ぷっくりと大きくなっているぞ!」

ゲロンドは涼の乳首を弄り始める。

「あうっ! そ、そこは・・・・・ああっ!」

涼は乳首を弄られると、大きな声を出して喘いでしまう。

「おお! やはりいい乳首をしているなあ♪ それにお前はここが弱点のようだな!!」

ゲロンドは乳首に触れたときの涼の反応を見て、さらに乳首を弄っていく。

指で摘むと、あらゆる方向に引っ張りこねくり回していく。

「ああぁあぁあぁあぁああ!! やめろーーーーーーー!!」

涼は叫ぶように喘いでしまう。

「涼! おいっ! やめろーーーー!!!」

桃李たちは再び壁を叩きながら大声を出すが、何も解決することができない。

涼を含めた5人は大野博士に鍛えられたといっても敵の厭らしい攻撃に耐え抜くほどの耐性はまだ身についていない。

「いい声で鳴くではないか♪ さらにかわいい声で鳴いてみなあ!!!」

ゲロンドは刺激されスーツにぷっくりと浮かぶ乳首に甘噛みしていく。

「うああぁあぁあぁあぁぁあ! あうっ! ああっ! うぅっ・・・・・」

ゲロンドは乳首を甘噛みし、そしてチューチューと吸っていく。涼にはたまらない刺激である。

「はんっ! あうっ! くあっ! あんっ!」

ゲロンドが涼の乳首に吸いつくたびに厭らしい音とともに涼の喘ぎ声がハーモニーを奏でていく。

「お前の乳首は吸い応えがあって美味いなあ♪ いつまでも吸っていられるなあ!!」

ゲロンドは涼の反応を見てさらに乳首を吸っていく。吸い付く強さもますます強くなり、それに比例するように涼の喘ぎ方も大きくなっていく。

「あああっ! あうっ! くああつ! あんっ!」

涼が喘ぐことでますますゲロンドは興奮していく。悪循環である。

「それにしてもイケメンヒーローがこんな声で喘いでいて、しかもこんなに立派な体をしてるとはな・・・・・今日は徹底的にお前を堪能させてもらうぞ!」

ゲロンドは乳首を吸い終えると、涼の脇腹や腹筋のあたりを厭らしい手つきで弄っていく。

「ああっ! うあんっ! くあっ!」

涼は脇腹、腹回りに感じるゲロンドの指の感触に、身震いしながら喘いでしまう。

「良く鍛えられているな♪ さすがイケメンヒーローといったところか?」

ゲロンドはスーツにうっすらと浮かぶ涼の鍛え上げられた腹筋の割れ目を舌でそーっと這わせていく。

「くあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁぁぁあ!! やめろーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

涼の腹に伝わるゲロンドのザラザラとした舌の感触。不気味なほどのその感触は強制的に涼の性感帯を刺激していく。

「本当に素晴らしい体だ♪ さぞかし女にモテるだろうに♪」

「へっ! そ、それなりにはな! お前と違って体も鍛えてるし顔もいいからな!」

涼はゲロンドを挑発していく。

「自分でもわかっているみたいだな。だがお前は女だけでなく男にもモテるんだぞ! がははははっ!」

ゲロンドは不気味な笑みを浮かべると、涼の股間を鷲掴みする。

「ぐあああああああっ!」

突然股間を握られた涼は絶叫する。

「やはりいいものを持っているな。だがここは最後までとっておこう!」

ゲロンドは股間から手を放すと、涼の足を手に取る。

「な、何をする気だ・・・・・」

涼は次に何をされるのかよく分からず、ゲロンドの行動に少し怯えている。

「俺はイケメンのニオイが大好きでな♪ とくに足のニオイはよく汗もかくし濃厚なニオイがしてたまらないんだよな♪」

ゲロンドは相変わらず不気味な笑みを浮かべている。

「や、やめろ・・・・離せ!!!」

涼は足をバタバタと揺らすことで抵抗するが、ゲロンドが足に触れると脱力感に襲われてしまい、バタバタする勢いも弱まっていく。

「俺がお前の体に触れるとパワーを吸い取るんだ。いくら暴れたって無駄だ。早く観念するんだな!」

ゲロンドは涼の足首を掴むと、涼の足の裏に自身の鼻をそっと押し当てていく。

「ああ・・・・うぅ・・・・嗅ぐな・・・・・・・。」

涼は必死にゲロンドから逃れようとするが、それはできずゲロンドになされるがままである。

「想像以上のいいニオイだな♪ いままでいろいろなイケメンのニオイを嗅いできたが、お前のニオイが一番だ! 言うまでもないが味も最高級なんだろうな♪」

ゲロンドは言い終えると、涼の足の裏をレロレロと舐めまわしていく。

「あぁぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁああぁああ!!! やめろーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

足の裏に伝わるゲロンドの舌の感触。唾液の質感。そしてなによりも敵に足の裏をレロレロと舐めまわされるという屈辱的行為に目に涙を浮かべながら大声で絶叫する。

「すげえ! ああ、すげえ!! なんて最高なんだ♪」

ゲロンドは数分間涼の足の裏を舐めまわしていく。

涼の足の裏はゲロンドの唾液まみれになっている。

「も、もう・・・やめてくれ・・・・」

ゲロンドに散々足の裏を舐めまわされた涼は完全に戦意を失っていた。

「だいぶ大人しくなったな・・・・だがまだこれでは終わらんぞ!!」

ゲロンドは自身の靴を脱ぐと、靴を涼の顔に無理やり押し付ける。

「ぐえぇえぇえぇえ・・・・・く、くせぇ・・・・・・」

涼はゲロンドの強烈な異臭がする靴を顔に押し当てられ悶絶してしまう。
「俺のニオイはどうかな? いいニオイだろう♪」

ゲロンドは涼の反応を見て興奮し、呼吸ができないほどに靴を押し当てていく。

「ごえぇえぇえぇぇえ・・・・」

涼は強烈な悪臭に思わず吐いてしまう。

あたりには涼の吐瀉物が広がる。

「思わず吐いちゃったか・・・・・」

ゲロンドは地面にばらまかれた涼の吐瀉物を掬い取って飲み込んでいく。

そして涼の顔に自身の顔を近づけていく。

「きれいな顔が汚れちゃったな!!」

ゲロンドは涼の口まわりにつく吐瀉物を舐めとっていく。

「うあぁあぁぁぁぁあぁああぁあぁあ!! やめろーーーーーー!!!!」

涼は耐えがたい屈辱に目に涙を浮かべながら絶叫する。

「そろそろお前のエキスを味わってみたいものだな・・・・・」

ゲロンドは涼の股間に手を伸ばすと、やさしい手つきで股間を揉み解していく。

「ああっ! あうっ! さ、触るな・・・・。」

涼は股間への刺激に再び喘いでしまう。

「どんなイケメンヒーローもここだけは鍛えようがないからな・・・・・少し触れただけでアンアン喘いで大きく膨らましてやがる・・・・・まあ俺にとっては好都合だがな!!」

ゲロンドはやさしい手つきからだんだんと激しい手つきへと変えていく。

「ああっ! があっ! やめろ・・・・・・・」

涼は股間を激しく揉まれていき、ますます大きく膨らましていく。

「どこまで大きくなるんだろうな♪」

ゲロンドは強弱をつけて股間を揉み解していく。

「があっ! くあっ! あふっ! うぅ・・・・・」

涼はゲロンドが強弱をつけるたびに喘ぎ声を漏らしてしまう。

そして涼の竿を片手でつかむと、もう片方の手のひらを亀頭に押し付けグリグリとまわしていく。

「くあぁあぁあぁああ!! やめろーーーーーーー!!!」

亀頭を執拗に責められていく涼。先ほどよりも大きな声で叫ぶように喘いでしまうのであった。

「なかなかいい声で鳴くではないか♪ もっと鳴いていいんだぜ♪」

ゲロンドは涼の喘ぎ声が気に入ったようで、さらに激しく手のひらを動かしていく。

「うわああぁあぁあぁあぁあぁああ!!! あうっ!」

涼はただひたすら喘ぐことしかできない。そして涼の股間からはうっすらと先走りの染みが出来始めていた。

「何だ? この染みは・・・・・・」

ゲロンドは股間から手を放すと涼の股間の染みを指さし、馬鹿にしたような笑みをする。

「くっ・・・・・ お前が俺の股間を揉むからだろ・・・・この変態野郎め・・・・」

涼はゲロンドに散々股間を責められ喘いでいたものの、最後の力を振り絞ってゲロンドに抵抗の意を示していく。

「変態野郎? 俺なんかに股間揉まれてアンアン喘いで我慢汁漏らしているほうが変態じゃないのか? この淫乱ヒーロー!」

「くっ・・・・・・」

涼は悔しいがゲロンドの指摘していることは事実で、これ以上反論することができなかった。

「事実を指摘されたもんだから急におとなしくなったな・・・・そんな姿もかわいんだがな♪」

ゲロンドはさらに染みを広げるように亀頭を責めたてていく。

「くあぁああぁぁあ! や、やめ・・・・ろっ・・・ うあっ!」

亀頭を立て続けに責められ喘ぐ涼。喘ぎ声の大きさに比例するように染みも広がっていく。

「おお! だいぶエキスが染み出してきたな♪」

ゲロンドは手についた涼の先走りを見せつけるように舐めとっていく。

「うぅ・・・・なんで・・・・・こんなことを・・・・・・・」

涼は歯を食いしばりながら、そして目に涙を浮かべながらそれをただ見ていることしかできなかった。

「おおっ! イケメンヒーローは先走りも最高の味だな♪ それになんだか力もみなぎってくるなあ!!」

ゲロンドは涼の先走りを舐め終えると、ますます興奮し涼のペニスを責めたてていく。

「くあっ! あんっ! あふっ! うぅ・・・・・」

涼はただ喘ぐことしかできない。そして股間は最大限に膨張し、刻一刻とそのときを迎えようとしていた。

「そろそろ限界のようだな!」

ゲロンドは涼の亀頭を鷲掴みすると激しく回転させていく。

「うああぁあぁあぁあぁぁあぁあぁああぁぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁあああ!!!!!!!」

涼は追い打ちをかけるように亀頭をこねくり回されると、今まで耐えてきた射精感を我慢することができず、ついにスーツの中に射精してしまった。

「あぁ・・・・・・ うぅ・・・・・・く、くそ・・・・・・・・・・お、俺は・・・・・・・こ、こんな

・・・・・やつに・・・・・・・・・・・・・」

涼は強烈な脱力感に襲われていた。その姿にヒーローといての覇気は微塵にも感じられない。

「ついに果てちまったな・・・・・・さて、ごちそうの時間だな♪」

ゲロンドはスーツからべっとりと染み出した涼の精液を手に掬い取ると、レロレロと舐めまわしていく。

「くあっ! うぅ・・・・・や、やめ・・・・・ろ・・・・・・・」

涼は股間に伝わるゲロンドの手の感触に思わず感じてしまう。

「おおおおおおお!!! 美味いなあ♪ なんて素晴らしい精液なんだ♪」

ゲロンドは手に掬い取るだけでは物足りず、スーツ越しに精液が染み出している股間部分をレロレロと舐めまわしていく。

「くああっ! あふっ! あんっ!」

ゲロンドの舌の感触が股間に伝わるたびに喘ぎ声を漏らす涼。

涼の喘ぎ声、そして精液を舐めとるたびにますます興奮していくゲロンド。

ゲロンドは涼が戦意を失っていてこれ以上抵抗はしてこないだろうと踏んでいて完全に油断しきっていた。

涼は最後の抵抗を意を示そうとベルトのスイッチを押した。すると刃のついたブーメランが発射された。

そのことに気づいていなかったゲロンドは、背後からブーメランが迫ってくることに全く気付いていなかった。

「ぎゃあぁあぁぁあぁぁぁあぁああぁぁあぁぁああああ!!!」

ゲロンドの背中に鋭利なブーメランが刺さった。

するとなんど4人を拘束していた壁が無くなり自由の身となった。

4人は突然壁が無くなったことに驚いていたが桃李が、

「もしかして・・・・・」

4人は一斉に変身すると、飛び道具を使ってゲロンドに攻撃を加えていった。

「ぐあっ! ごふっ! ぐえっ! ぎゃあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁぁぁぁぁぁああぁああ!!!」

ゲロンドに対する攻撃はすべてヒットし、瞬く間にゲロンドはパワーを失っていった。ぞじて爆発によって瞬く間に散っていった。

ゲロンドには直接攻撃は効かないものの、飛び道具による攻撃、炎や雷撃などによる非接触・非物理的攻撃は有効であった。

ゲロンドは直接攻撃が効かないことをいいことに、非接触・非物理的攻撃への対策を行っていたのだ。

イケメンじゃーの5人も物理的攻撃が効かず拘束もされていたので、冷静な判断ができなかったものの、涼の西郷の抵抗が成功したことにより、この事実に気づくことができた。

何とかゲロンドを倒したイケメンジャー。

だが今回のゲロンドとの戦いでは反省すべき点が浮き彫りとなった。

そして淫魔軍も今回の戦いを経てイケメンジャーのさらなる隙を発見するに至った。

今後もイケメンジャーには淫魔軍の魔の手が忍び寄ってくだろう。

がんばれイケメンジャー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第5話 予告】

「狙われた桃李」

イケメンジャーのもとに新たに現れた怪人。

この怪人は執拗に桃李のことを狙っていた。

しかも戦闘員を伴って現れたのだ。

どうなるのか桃李、そしてイケメンジャー。

がんばれイケメンジャー。こうご期待!