ジャスティスレッド 溝畑淳平のピンチ①
ジャスティスレッドに変身する溝畑淳平(175/63/21)
曲がったことが嫌いないわゆる熱血系ヒーロー。
端正な顔立ちによく鍛えられた肉体・・・淳平に惹かれる女性も多い。一部では男性にも・・・・。
今回は強化戦闘員との戦いです。本格的なやられは次回からです・・・・。
ジャスティスレッドの溝畑淳平は、先輩でジャスティスブルーの山本裕介と手分けして淫魔軍ボスのゲレーを追っていた。淳平はゲレーのアジトを見つけたが、裕介に連絡はせず単身でアジトに潜入した。
アジトは人目のつかないところにあったが、無防備と言わざるを得ないほど警備が手薄で、戦闘員の姿も見当たらない。それでも淳平は辺りを警戒して慎重に進んでいった。
一方ゲレーと手下の戦闘員は、淳平がアジトに忍び込んでいるのはわかっていた。わざと泳がせておいて後で徹底的に陵辱するつもりなのだ。
一方の淳平もボスのゲレーもそうだが戦闘員が1人もいないことに疑問を持ち、警戒しながら進んでいた。
ずっと進んでいくと扉が見え、その扉からはうっすらと光が漏れていた。
「もしかしてここに・・・・・・。」淳平はそっと扉を開けるが、部屋には誰もいない。パソコンのディスプレイが点いているだけだ。
「誰もいないのか・・・・・。」淳平は、誰も見当たらないので部屋を出ようとすると、
「ははははっ! お前がジャスティスレッドの溝畑淳平だな! 待っていたぞ。」
突然声が聞こえ淳平が振り向くと、そこには淫魔軍ボスのゲレーが立っていた。
「てめえがゲレーだな! 今日こそ決着をつけてやる!」
「そうだ。そういえばジャスティスブルーはいないみたいだな。お前ひとりでこの私に勝てると思っているのかな? まあいい。こんなやつに私が相手するまでもないだろう!」
そういうと、ゲレーは1体の戦闘員に液体を注入させると、その強化戦闘員が突然淳平を襲ってきた。
「なにっ!」淳平は強化戦闘員の攻撃に驚くものの、さっと避け、ジャスティスレッドに変身した。
「こんなやつさっさと片付けてやるぜ!」淳平は颯爽と強化戦闘員に攻撃を仕掛ける。
強化戦闘員には淳平のパンチが当たったが、ダメージを受けた様子は見られない。
「まだこんなもんじゃないぜ!」淳平は強化戦闘員の腹を狙ってパンチやキックなどの攻撃を何度もお見舞いする。だがほとんどダメージを与えてはおらず、強化戦闘員はぴんぴんとしている。
「なんだこいつ・・・・俺の攻撃が全然効いてない・・・・・。」淳平は攻撃を繰り返すが、まったく効いてないことに少しずつ焦り始めていた。
「これならどうだー!!」淳平は助走をつけながらジャンプし、大きな蹴りを放つ。「いけーーーー! ジャスティスシュート!!!」淳平のキックは強化戦闘員の腹に決まった。
「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」ジャスティスシュートによりエネルギーをほとんど消費し、肩で息をする淳平。「これで・・・倒しただろう・・・・。」淳平は攻撃に手ごたえを感じており、倒したと思っていた。
「はははっ! ジャスティスレッドよ。これで私を倒したつもりか・・・。」
「なにっ・・・・・くっ・・・・・・」
淳平はエネルギーを消費してしまい思うように動けない。